この記事は下記の記事の続きです
相変わらず感じるシャカシャカ音
前回、黒いフェルトっぽい吸音材を追加したことでうるささが一気に落ち着いたため、しばらく様子を見ていました。
「このシャカシャカ音がスピーカー素材の癖なら、しばらく鳴らしてれば落ち着く可能性もあるかな?」と思っていたのですが……全然おさまりません!
あきらめて吸音材を追加することにしました。
吸音材の追加
白いのはサーモウール80、底面と上面を中心に左右の壁に広がるように入れています。本体の奥行きは深くないので、ふわっと入れると背面も覆われます。
黒いのが、よくわからないフェルト系の吸音材。前回は二つ入れており、今回、一番長細いやつを追加しました。
これだけで、シャカシャカする感じは激減しました。
黒い吸音材、効きすぎ……。
それでも残るシャカシャカ
シャカシャカ、シャカシャカって、何かもっといい表現ないのかと思いますが語彙力がなくてすみません。
吸音材を入れたら良くなったということは、あれは内部の反響音だったのでしょう。
Box内部にFF85wkが放射した音を聞いていたのかなと思います。定在波かもしれませんが。
かなり良くなったと思い聴いていたのですが、しばらくするとまたシャカシャカが目立つような気がしてきました。
いや、以前よりは間違いなく良くなってるんですけどね。相対的に良くなったので気になりにくくなったが、やはりシャカシャカは残っているという感じです。これがユニット単独の問題なのか、Boxの定在波のせいかはわかりません。
さらに黒い吸音材を追加すれば改善するかもしれませんが、相対的に高域は落ちますから悩ましいところです。
吸音材と高域の関係
ネット上で自作スピーカーを作ってる方の記事を見ていると、吸音材を入れると元気がなくなるから少なくするっていう人が多いですよね。吸音材ゼロを理想としているかたもいらっしゃるようです。
しかし個人的には、こういう小型のフルレンジユニットに関しては背面にもかなり高い周波数の音を出しているためか、吸音材はしっかり入れたほうが結果が良いように感じています。
吸音材を入れると内部から漏れてくる反射音、特に高い音が少なくなるため、相対的に元気がなくなります。しかしこれは相対的なものなので、しばらくたってから聴くとやっぱり高域が強く感じるというパターンはよく体験しています。
吸音材の適正量を短期間で見極めるのは難しく、特にFF85wkは高域が元々よく出るため、余計に厄介に思います。
もうちょっと使ってみてやはり気になるようであれば、さらに吸音材を追加する予定です。